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2019.03.08活動報告

3.11から始まった空飛ぶ医師団の挑戦(前編)

2019年2月16日に行われた佐賀大学医学部救急医学講座での特別講演の内容を記事にまとめたものです。

根木 佳織 アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)事務局長

3.11で直面した課題

 これまでの災害支援の現場で、我々が直面した問題として、東日本の時もそうだったのですが、まずもっているロジ能力を活用して、あるいは企業からの支援を受けて一番に被災現場に行けるのですが、そこで一番求められていることの一つとして救命救急、現場でレスキューをした方々に医療的対応をする機能が我々にはありませんでした。そこで2011年以降、姉妹団体グループでレスキューと医療支援をどう考えるかを課題として取り組んでまいりました。

 2015年に佐賀県の誘致を受け、A-PADジャパンというNPO法人を立ち上げ、「空飛ぶ医師団」というプロジェクトを始めました。「空飛ぶ医師団」というのは、災害発生後にレスキューチームと医師が一緒に佐賀空港から出発し、被災現場で捜索救助、応急手当てを行うというプログラムです。

 

 これまでもDMATなど日本国内災害時の医療支援、消防や自衛隊のレスキュー活動もあるのですが、医師とレスキュー隊員が一つのチームとして派遣されるというのは、日本では初めての例ではないかと思っています。部隊としては、我々の合同チームと一緒に佐賀大学医学部附属病院高度救命救急センターとご一緒させていただいています。そして我々の団体が活動するにあたって、佐賀県、佐賀市とも協定を結んで協力をしていただいています。

  

写真:熊本地震の際、佐賀空港で給油と待機をするヘリコプター

 佐賀空港については、2016年の熊本地震の時に、ヘリコプターの給油と待機のため活用し、災害時の利便性を再確認しました。

 

写真:「空飛ぶ医師団」の航空機 ガルフストリーム・コマンダ695

 「空飛ぶ医師団」を乗せる航空機は、佐賀空港から仙台空港まで2.3時間、マニラまで5.6時間ということで、スピードとしても、機体としても、最も有効であろうということで購入をして配備しています。

 

3.11から始まった空飛ぶ医師団の挑戦(後編)」に続く

<根木 佳織>

アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)事務局長

シビックフォース事務局長

2001年からピースウィンズ・ジャパンに入職、アフガニスタン、イラクなどに駐在。国連や民間企業に出向。

2009年 シビックフォース設立

2012年 アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)の設立に携わる

2015年 アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)設立

<アジアパシフィックアライアンス・ジャパン>

アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)は、アジア太平洋地域で災害が起きたとき、NGO・企業・政府などが国境を超えて相互に協力する国際機関「A-PAD」の日本法人として、2015年11月に設立されました。

災害が起きた時、一刻も早く一人でも多くを救うため、トレーニングを積んだ災害救助犬・捜索救助チームが、医療従事者やパイロットなどと協力し「空飛ぶ医師団」の活動を展開します。

「災害に備える仕組みを、一緒につくりませんか」

2019年3月1日(金)からふるさと納税制度の仕組みを活用したガバメントクラウドファンディング、“被災地で捜索救助活動を行う「空飛ぶ医師団」プロジェクト”への寄付を受け付けています。

佐賀県産のお米や佐賀牛、佐賀銘菓などの名産品や、唐津・伊万里・有田焼をはじめとする工芸品など寄付金額に合わせて多様な返礼品をお選びいただけます。ふるさと納税を通じて災害に備える仕組みを、より多くの皆さまとともにつくっていきたいと考えています。

お申込はこちら 2019年5月31日(金)まで寄付を受け付けています。

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