「空飛ぶ捜索医療団ARROWS(アローズ)」は、佐賀県の救命救急の中核を担う、佐賀大学医学部附属病院に、22日トリアージ用のトレーラー2台と大型クリーンパーティション1台(空気清浄機、感染症対策製品)を貸与・設置しました。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、医療態勢の整備が急がれる中、病院に搬送された患者を駐車場に設置したトリアージ室で隔離して診察し、緊急度や検査の必要性を判断。一般の患者と動線を分けることで、医療崩壊につながる院内感染を防ぐ狙いです。
緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大され、医療現場では、マスクや防護服などの保護具の不足が深刻化する中、コロナ患者が増加する事態に備えて、院内感染・医療崩壊を防ぐため、院外でのトリアージのニーズが高まっています。
ARROWSでは3月5日にも大阪の病院にトレーラー1台、4月7日にエアーテント1台、3月13日にも広島の病院にエアーテント1台をトリアージ室として貸与・設置しており、院内感染の防止に役立っています。
「佐賀大学病院は、佐賀県の急性期医療、救急医療の砦ですので、新型コロナウィルスによる院内感染が発生して、救急の患者さんを助けることができない状況は何としても避けなければなりません。そこで、発熱の人たちを院内に入れないということが一つ大事なポイントになります。
院内に入れない患者さんに、そのまま帰ってもらうわけにはいきませんので、病院の外で、診察、検査ができるようにするためにテントを設置するなどしていました。今回トレーラーを貸していただきましたので、大きいトレーラーを診察用に、小さいトレーラーを熱があって体調がよくない方の待合室として活用したいと思っています。」
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