9月12日の台風19号による死者は13都県で88人、行方不明者7人にのぼります。各府省庁によれば、11都県で3372人が避難生活を続けています(2019年11月2日現在)。
この台風による被害を受けて、A-PADジャパンは「空飛ぶ医師団」を被災地の一つ長野市に派遣。
10月13日午前、佐賀大学医学部附属病院の朝日美穂医師、松岡綾華医師とスタッフ1人が専用機で佐賀空港から富山空港に向け出発し、緊急合同支援チーム(ピースウィンズ・ジャパン、シビックフォース)のメンバーと合流。千曲川の決壊により停電が発生した長野県立総合リハビリテーションセンターで、取り残された患者38人の他施設への搬送を支援したほか、長野市内の2カ所の避難所で避難者の診察を行い、必要に応じて薬の処方を行いました。
14日からは、長野県DMAT(災害派遣医療チーム)の要請を受けて、浸水した賛育会クリニックで自衛隊らと協力し、入所者や患者らの他医療機関への搬送を支援。15日午後に佐賀大の医師2人は佐賀に戻り、山口義祥佐賀県知事に被災地の様子を報告しました。なお、緊急合同支援チームは16日までに同クリニックから合計238人を搬送支援しました。
また並行して、避難所などへの緊急支援物資を調達・配布。16日には福島県相馬市や宮城県丸森町に給水袋計850枚を届けたほか、10月31日までに緊急災害対応アライアンスSEMAと連携し、防寒着600着と下