5月26日、A-PADジャパンでは佐賀県武雄市の児童支援事業所「ガラパゴス」に子どもたちの送迎用車両1台を貸し出しました。車両の貸与事業には佐賀県の「佐賀豪雨災害復興支援事業寄附金」を活用しています。
ガラパゴスは、6歳から18歳までの障害特性を持つ子どものための放課後デイサービス事業などに取り組む事業所で、個人に合わせたトレーニングプログラムの提供の他、学校から事業所、自宅までの送迎を行っています。
2019年4月に開所した事業所は、8月の大雨で1m以上浸水、家具やパソコンなどのほか、子どもたちの送迎用車両などが水に浸かり使えなくなりました。事業が再開できたのは、2019年11月。A-PADジャパンでは、11月から別の送迎用車両1台も無償貸与しています。
今回新たに車両1台を貸し出したことで、遠方から通う子どもたちを分散して送迎することができるようになりました。
今年に入り、新型コロナウィルスの流行により学校が休校になるなど、子どもたちはいつもとは違う状況に不安を抱えています。事業所の代表の小柳さんは「ようやく復旧・復興してきたところに新型コロナウィルスと立て続けに困難な状況が続いていますが、被災した後、顔が見えなくても、多くの方が寄り添ってくれたことが支えになりました。ありがとうございます。」と話していました。